武勇伝・・・まあ、われわれの世代、それ以上の先輩方は、多かれ少なかれあるわけです。
その武勇伝は時には尊敬されることもあるが、大抵は、弊害となることが多い・・・。
YABも50数年生きて来て、それなりの武勇伝はあるわけですが、年と共にそれは、だんだん、曖昧な記憶と共に美化されていくのでございます。 それは、若い時と違い、体力も衰え、加齢臭が漂うオヤジの、自分の存在価値にしがみつこうとする抵抗なのでございます。
それは、ぼくらが20代の時、諸先輩に聞かされた武勇伝も同じであって、その武勇伝を聞かされる側の苦痛は、並大抵のものではございません。
特に酒の席では・・・。
そして、その話の冒頭で、始まりの合図となる一言とは、「今の若いやつらは・・・」から始まるのでございます。
そして、この武勇伝は、引き継がれていくものでもございます。
「また始まったぜ~」と若い時聞かされていた武勇伝・・・・。
いつしかYABも、諸先輩同様に、はじまるのでございます。
年を追うごとに、その武勇伝は美化され、いつしか、大河ドラマごとく脚色されていくわけで・・・・。
YABの経験上、たわいない武勇伝ではあるが諸先輩から聞かされていた武勇伝は、実はその諸先輩と同じ年代となったとき、その武勇伝の本当の真意であったり、価値がわかることもあるのでございます。
うんざりしていた武勇伝が、この年になって、「なるほど!」と思うわけでございます。
たぶん、今の20代、30代の若者たちも、きっと50代になったら、話してるはず・・・武勇伝!
いや、話してほしいと思う!
たぶん、話すことで、嫌がられる中年のおっさんになってるはずだけど・・・語れる人生を送ってもらいたいと思う!
「今の若いやつらは・・・俺が若い時にはな・・・」
この言葉が言える生き方をしてもらいたい!
今の若者に「がんばってるね~!応援してるぜ!」なんて媚をうるよう
なオヤジや、ジジイにはなってもらいたくないと思う!